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『狼神の棲む村で』 

 何も起こらなければ。
 明日にはリューンに到着しているはずだった。

 遠方での野暮用を済ませて帰路に着いた『月歌を紡ぐ者たち』は街道沿いの小さな村で宿を取った。
 朝早く発てば明日の夜には『大いなる日輪亭』に辿り着くはずだったのに。

 話を聞くところから断ればよかったのだ。
 自分たちはもう帰路に着くところだから、と。
 だが、時に同情心は冷静な判断を失わせる。

「頼む……娘を、どうか娘をみすみす殺させるような事だけはしないでほしい……!」

 足を引き摺りながらコヨーテらの前に現れた、切羽詰ったような男の表情。
 そしてその口から出た不穏な発言。
 話すら聞かずに立ち去ってしまうには、余りにも重すぎた。

 男はアドレオと名乗った。
 話によれば彼は元々冒険者であり、大怪我を負った事をきっかけに足を洗い、このハルムという村に二人の娘と住み着いたのだという。
 無論、コヨーテらにとってそんな前置きはどうでもいい。
 彼の過去がどうあれ、話に必要なのは『現在』のみである。

 少し長い昔話にコヨーテらがうんざりし始めた頃、ようやく話は本題に差し掛かった。

「……この村には昔から『狼神』が棲み着いているんだ」

「聞いた事ねぇが、そいつァ狼なのか?」

「狼には違いないが……大きさも、力も、何もかもが普通の狼とは桁違いだと認識してくれればいい。
 そして『狼神』が普通の狼と最も違うところは……人間の女と交わり、子を成すところだろう。
 そうやって『狼神』は村の若い娘を攫い、脈々とその血筋を残し続けてきた。
 故に、村の者は『狼神』が代替わりする頃になると村を守る為と称して、若い娘を生贄として差し出してきたのだ。
 この村が出来た頃から何十年も、何百年も……」

 そこでアドレオは言葉を切る。
 あんまりな内容に『月歌』の面々も言葉を失っていた。
 アドレオは重苦しい沈黙の後、暗い声で話を続ける。

「……そろそろ『狼神』の代替わりが行われる頃合らしい。
 そして、今回の生贄に選ばれたのはよそ者である私の娘だ」

「なるほど、そりゃ納得いかない訳よね」

「そうだ。納得できるはずがない。
 『狼神』の血脈が続いているからこそこうして生贄を差し出さなければならないのだ。
 どこかでその血脈を断ち切る事ができれば……私はそう思っている。
 女々しく聞こえるだろうが、私に昔の力があればと思わずにはいられない……」

 かつての冒険で腱を切ったという足を擦り、恨めしそうにアドレオは言う。
 現役時代の彼がどれほどの実力者だったのかは知る由もないが、そんなハンディを負ってしまっては普通の狼相手であっても戦いにすらならないだろう。

「……君たちはそれなりに力のある冒険者だと私は思う。
 だから……私に代わり、『狼神』の血脈を断ち切ってもらいたいのだ。

 無論、謝礼は弾もう。
 冒険者だった頃に作った蓄えが多少は残っている。
 この田舎村にいる限りは金はそんなに必要ないのでな……」

「………………」

「どうだろう……『狼神」を打ち倒してはくれないだろうか?」

 コヨーテが口を開くのと同時に稲光が走り、轟音が響いた。
 どこか遠くで雷が鳴っている。
 まるで、これから起こる出来事を予言するように。



「狭くて申し訳ないが……」

「お構いなく」

 アドレオの家は小屋と言っても差し支えのないほどの小さな家だった。
 全員が座る事の出来ない小さな居間に通されたコヨーテらは、改めてアドレオと向かい合う。
 コヨーテは代表としてアドレオの対面に座り、後ろには知恵袋のバリー、隣には他人の緊張を緩和する為に聖職者のルナを配す。
 他のメンバーは各々、どんな状況にも対応できるような立ち位置を守っている。

 さて、と一呼吸置いて、コヨーテは切り出した。

「依頼の内容の再確認から始めよう」

「『狼神』の血脈を断絶してほしい。そうすれば私の娘も、村の若い娘も生贄にされる必要がなくなる」

「報酬は?」

「成功報酬として銀貨八〇〇枚でどうかね」

「可もなく不可もなく、といったところか」

「ちょっといーい? アドレオさん、『狼神』って群れを成してたりしないの?」

「それはないはずだ。『狼神』は現存する一頭しかいない」

「なら、普通の狼を使役している可能性は?」

「この村の周囲には狼は生息していない。『狼神』の縄張りだからだろう」
 
「『狼神』は代替わりする、って言ったわよね。という事はちゃんと死ぬのよね?」

「……妙な事を聞くのだな」

「こちとらには心当たりがあんのよ。で、どうなの?」

「死ぬはずだ。とはいえ、この目で『狼神』の死体を見た事はないがね」

「魔術や呪術の類を扱えたりは?」

「少なくとも私は聞いた事がない。大昔の伝承にもそのような話はなかった」

「じゃあ――」

「――待ってくれ」

 矢継ぎ早に質問を繰り返した事でアドレオの方が参ってしまったらしい。
 ここまで事細かに聞かれるとは思っていなかったのかもしれない。

「すまない、何だね?」

「その、あなたの娘さんはどちらに?」

「ああ、そう、そうだ。
 私には二人の娘がいるが、その妹の方が生贄として選ばれてしまった。
 その事が決まってから部屋から一歩も出てこないが、君たちが依頼を引き受けてくれたと伝えれば大丈夫だろう。

 だが、一つ問題があってね……
 姉の方は生贄が決まった次の日に『村長に話をつけに行く』と言って家を飛びだしてから姿が見当たらない。
 そう日にちは経っていないのだがあの娘も大事な私の娘には変わりない。
 もしも姉の方を見つけたら連れ戻してくれ。
 報酬に銀貨三〇〇枚を上乗せしよう」

「……そちらは討伐とは毛色が違うからな、確約は出来ないぞ」

「勿論、無理にとは言わない。君らが『狼神』を打ち倒してくれれば、私が捜索に出かけられるのでな」

「なるほど。大体分かった」

 話を聞く限りではそれほど無茶な内容ではないらしい。
 それというのも、獣を相手取るに当たって有効な手段である『炎』を操るバリーや、獣の生態を知り尽くしたチコがいる。
 通常の狼とは比較にならないほどの力を持つらしいが、規格外といえばこちらにもコヨーテがいる。
 そして何より、『月歌を紡ぐ者たち』には油断がない。

「その『狼神』はどこにいるんだ?」

「生贄を捧げる際に使用する森の広場に現れるらしい。具体的な場所は口では説明しづらいが……」

「いや結構だ。そこに現れると分かっていれば問題ない」

 コヨーテが目配せすると、散らばっていたメンバーが頷いた。

「では、これから作戦を考えよう」

「現れる場所が分かってるんなら罠でも仕掛ける?
 もしくは奇襲だね。向こうはこっちが冒険者を雇った事を知らないんだしさ」

「それダメ。狼の嗅覚と危機察知能力をナメちゃ痛い目みるよー。
 もし『狼神』が通常の狼以上のそれを持ってるんなら、たぶん広場に入っただけで察知されちゃうよ?」

「そうなってしまうと真っ向勝負しかないのでしょうか……」

「待て待てお前ら、肝心な事忘れてんじゃねぇか。
 『狼神』はに姿を見せるんだろ。
 だったら生贄がいなくちゃ現れねぇって事じゃねぇのか?」

「あー……」

 そうなってしまうと事態は一変する。
 この依頼が無茶な内容でないのはコヨーテらが六名で事に当たる場合のみだ。
 もし足手まとい……もとい護衛対象が存在するとなっては危険度・失敗の確率が段違いになる。

「あら、そんなの簡単じゃない」

 あっさりとそう言ってのけたのは、窓際で遠雷を眺めていたミリアだった。
 一同がぽかんとしていると、ミリアは苦笑いしつつ、

「っていうかバリーやコヨーテはもう気づいてるんでしょ?
 アンタたちがそれを口に出来ないのならこっちから言ってあげる。

 私が生贄として『狼神』に近づいて、切り伏せる。簡単でしょ?」

 今度は誰もが別の意味で呆気に取られた。
 一瞬後にはバリーは舌打ちして目を背け、コヨーテは不満げな表情を作っていた。

 確かに簡単な解決法ではあるが、あまりにも危険すぎる。
 規格外の『狼神バケモノ』を相手に単独で立ち向かうのは無謀だ。
 そう考えたからこそ、バリーもコヨーテも心中で却下したのだが。

「オレたちが提案できなかった事を理解しているなら、その危険性も理解できているはずだな?」

「ったく、このミリア様を舐めてんじゃないわよ。
 危険を冒してこその冒険者でしょうが」

「勝算があっての物言いなのか? それとも消去法の結果か?」

「お、コヨーテがピリピリしてる。珍しいわね」

「はぐらかさないでくれ!」

 叫んで、コヨーテははっとした。
 聖誕祭でもラクスマンに言われたが、コヨーテがこうやって感情を爆発させるのは本当に珍しい。
 コヨーテはばつが悪そうに口をつぐんだまま、それでもミリアから目を放さなかった。

「……もちろん、確実な勝算はないわ。消去法だってのも認める。
 でもね。仮に別の方法があったとして、それは『確実に』『誰も危険に晒されず』『勝利できる』……そんな方法なのかしら?」

 そんな方法がある訳がない。
 あったらとっくにバリーが提案しているはずだ。

「そして非力な女の子を守りながら戦うのと、私を守りながら戦うのとではどちらがより容易いかしら?」

「それは……」

「アンタが感情的になってる理由も分かってるわよ。
 
 私を……ううん、私『たち』を危険に晒したくないから。
 自分ならいくら傷ついても平気だって思ってるから」

 まるで姉が不出来な弟を諭すように。
 ミリアは言葉を続ける。

を舐めんじゃないわよ。
 自分の身くらい自分で守るわ。
 素人の女の子を戦場に引っ張り出して危険に晒すなんて、私は絶対に認めないからね」

 はっきりとそう宣言し、ミリアは再び窓の外へ目をやった。
 一方のコヨーテは複雑な表情のまま俯いたきり口を開こうとしない。
 仕方なく、バリーが取りまとめに入った。

「ミリアが生贄に成りすまして『狼神』を誘き出す。
 無論、俺たちもすぐ後方に待機して、誘き出された『狼神』と戦う。
 ミリアはなるべく倒そうとせずに引き付ける事に集中する。

 ……これでいいだろ、リーダー」

 その言葉に、コヨーテは無言で頷いた。

「では、私は村長に話をつけてこよう。
 明日にでも生贄の儀式を行うように取り計らってもらう。
 君らは好きに休んでくれてかまわない」

 そう告げてアドレオは家を出た。
 半ば早口だったのは妙な雰囲気に圧されたのもあったのだろう。

 アドレオが部屋を出てからすぐにチコはコヨーテに近づき、彼の頭に拳骨を振り下ろした。
 どう見ても本気でない拳骨だったのだが、コヨーテには確かに効いているようだった。

「……痛い」

「ばか。聖誕祭に私たちが言った事、もう忘れたの?」

 聖誕祭。
 それはコヨーテが自らの正体を明かし、『月歌を紡ぐ者たち』が本当の意味での仲間となった日だ。

「私たちみんながコヨーテの味方なんだよ。
 コヨーテが持ちきれない重圧を支えてあげるんだよ。
 だからもっと頼っていいって言ったのに、分かってなかったんだね」

「……分かってるさ。
 だけど、やっぱりみんなを危険な目に遭わせたくないんだ。
 人は思いがけず死ぬ。驚くほど簡単に死ぬ。
 だから……」

「だから、何ですか。
 コヨーテがまったくの不死だったなら私はもう何も言えなくなりますけど、違うんでしょう?
 思い出してみてください。
 聖誕祭の日、あの吸血鬼に止めを刺したのは一体何だったか」

 黒い毛並みに鋭利な牙を持つ獣。
 吸血鬼の秘術によってコヨーテの左腕を変換した、『天狼』だった。

「正直、狼が相手というのはあまり気が進みません。
 コヨーテが『狼神』に殺されてしまうんじゃないかと、不安でなりません。
 むしろコヨーテにこそ、この戦いから降りてほしいくらいです」

「………………」

 コヨーテは今度こそ、言葉を失った。
 ここでそんな事はないと否定してしまえば堂々巡りだ。
 ルナたちが薄い可能性に怯えているのと同様に、コヨーテも有るかも分からない可能性に怯えている。
 こうなってしまってはどちらが正しいだのといった議論は無意味だ。

「もう賽は投げられてしまった」

 独白のような調子で、コヨーテは呟く。

「……だったら、いつまでもウダウダ言ってられないよな」



 その日の夜も更けた頃。
 あの後、狭い家ではあったがどうにか六名が全員寝られるだけのスペースが確保できた。
 戻ってきたアドレオによれば村長は明日の儀式を了承したらしい。

「やれやれ……」

 明日が決戦となればしっかりと休んで英気を養うべきなのだが、ミリアは何となく眠れなくて、外に出て空を見ていた。
 とっとと寝た方がいいのは彼女も分かっている。
 寝不足の身体では『狼神』と戦う事なんて出来る訳がない。

「……自分で引き受けたとは言え、どうなるかしらね」

 呟いて、小さくため息をつく。
 山間の村の空気は冷たく、ため息は白く濁ってミリアの近くを離れていく。

「まだ起きてんの?」

 聞き慣れた軽い口調にミリアは振り返る。
 音もなく近づいたらしいレンツォが家屋の壁にもたれ掛かっていた。

「まぁね、なんか眠れなくって」

「……無茶するのはナシだよ」

「大丈夫だって。アンタたちも援護してくれるんでしょ?」

「どうかな、戦いとなると僕は何も出来ないからなぁ」

「それもそうか。アンタに援護を期待する方が間違いよね」

「僕はさ――」

 レンツォは遮るように、

「――今ほど何か身に付けておけば良かったって思える時はないんだろうなぁ」

 呟いて、項垂れた。
 恐らく明日の戦いでレンツォは何の役にも立たないだろう。
 遭遇戦でない限りは索敵は不要、相手が感知能力を持つので罠も仕掛けられず。
 援護にしても遠距離からの攻撃手段がなく、近づいたところでろくに戦力にならないだろう。

 レンツォは悔しいのだ。
 明日の戦いでミリアが最も死に近い場所で戦う事が。

 男だから条件に合わないだとかは関係なかった。
 戦闘だけに言える事ではないが、パーティを組んだ冒険者で『出来る事がない』というのは相当なプレッシャーとなる。
 いわば役立たずのレッテルを貼られているようなものだ。
 誰もが口に出さずとも、持たざる者はそう感じても仕方ない。

 ミリアにはそれは理解できないだろう。
 戦いという、命に関わる――印象に残りやすい――状況での技術を持ち合わせた彼女には、到底理解できないはずだ。
 誰が聞いても笑い出すだろう矮小な自尊心から、戦う力を自ら突っぱねた愚か者の考えなど理解できるはずがない。

「……だったらさ」

 それでも彼女は笑って言う。
 どこまでお見通しなのか分からない碧色の瞳は、まっすぐにレンツォを射抜いている。
 嘲笑でもない、憐れみでもない、別の意味を含んだ瞳だった。

「これからのアンタに期待してもいいのよね?」

 唐突に、レンツォは理解した。
 彼女は明日の戦いで死ぬ事なんて砂粒ほども考えていないのだと。
 アドレオのように冒険者生命を絶たれるような怪我を負う事も、それどころか明日の仕事が終われば何事もなく日常に戻れるのだと、そんな楽観的に過ぎる考えをしているように見えた。

 レンツォは人の心の中を読む事なんて出来ない。
 だから、この考えも間違っているのだろう。
 本当は死ぬかもしれないと覚悟を決めているのかもしれないし、逃げ出したいくらい怖いのかもしれない。

 賽は投げられた。
 昼間にコヨーテが言った言葉を思い出す。
 これからどう考えが変わろうと、明日ミリアが危険な戦いに身を投じる事も、レンツォが何も出来ない現実は変えられない。

 だったら、レンツォに出来る事はもう一つしかなかった。
 もたれ掛かっていた壁から背を離し、ミリアを正面から見つめる。

「――早く寝るんだよ。体調を崩しても君の代わりはいないんだ」

 それだけ言って、レンツォは踵を返してさっさと家の中へ戻ってしまった。
 レンツォがいなくなって静かになった中、ミリアはぽつりと呟く。

「……もうちょっと気の利いた事は言えないのかしら」

 ため息をつきつつ、ミリアは家に向かって歩き出した。
 その顔には先ほどまであった曇りはまったくない。

 図らずも焚き付ける形になってしまったが、これからのレンツォの成長には期待していいのかもしれない。
 こりゃ死ねないな、と冗談っぽく笑いながら、ミリアはドアを開いた。



 翌朝、コヨーテたちはアドレオとその娘――リフィーアと名乗った――に見送られ、森の広場へと向かった。
 ミリアは出発前にアドレオから大ぶりの瓶に詰められた傷薬を渡されたが、出発してすぐにレンツォのポケットに突っ込んだ。
 動きづらくなるし近接戦闘じゃ使う暇がないし割れちゃうと勿体無い、という理由らしい。

 生贄の装束は黒っぽい裾の長いローブだったので、ミリアはしきりに動きづらいと不平をもらしている。
 双剣をローブの裾で隠すのに手間取ったが、どうにか素早く戦闘態勢に移れるように整えた。
 特に狼は嗅覚が鋭い為、援護の為に隠れるコヨーテらの身体や武器は念入りににおいを消してある。

「話によればしばらく歩くらしい。
 相手がいきなり襲ってくる事がないとは限らない。
 油断はするなよ」

 コヨーテがもはや毎回恒例となった注意喚起を告げる。
 いつもと違ったのはミリアがレンツォの肩を叩いて、

「頼りにしてるわよ」

 と、珍しくそんな事を口にした事だけだった。

 しばらく歩くと、レンツォが停止するようにハンドシグナルで示した。
 すぐに他のメンバーも違和感に気づく。

 周囲から何者かの気配を感じる。
 しかしその気配は弱弱しく、とても『狼神』のものだとは思えない。

「………………」

 無言でレンツォは傍の茂みをかき分ける。
 すると、そこには若い女性が倒れていた。

 コヨーテはなんとなく、彼女がアドレオの姉の方の娘だと確信する。
 生贄の儀式が近いこの時期にあえて広場に近づく若い娘は、何か特別な理由がない限り村にはいないはずだ。
 そして、アドレオの娘なら特別な理由がある。

「大丈夫ですか、しっかり!」

 ルナが女性の頬をぺちぺちと叩くと、女性は薄っすらと目を開けた。
 胡乱げに辺りを見回して、表情を怪訝なものに変える。

「あんたたちは……?」

「私たちよりもあなたの方がどうしたんですか。
 こんなところで……何があったんです?」

「あたしはミレニア。
 この先にいる化け物を倒そうと思って……でも途中で足を踏み外して挫いちゃって」

 ミレニアと名乗る余りにも無謀な女性はへろへろになりながらも答える。
 冒険者の考え方からすると『大馬鹿野郎』という評を下さなければならないレベルには無謀だった。
 化け物とは恐らく『狼神』の事なのだろうが、むしろ足を挫いてくれて助かった。

「アンタ、アドレオさんのもう一人の娘さん……よね?」

「お、親父を知ってんのか? って、その格好は……!?」

 ミリアの格好に、ミレニアは半開きの目をかっと見開いた。
 それが生贄の装束という事は知っているのだろう。
 ルナはアドレオに依頼を請けて『狼神』を倒そうとしている事も、ミリアが生贄の身代わりを引き受けた事も、全てを説明した。

 全てを聞き終わったミレニアは全身の力が抜けたようにへたれこんだ。
 何事かと心配したが、どうやら安心しているようだ。

「あたしからも頼むよ。あの『狼神』を倒してくれ……」

 ミレニアはしっかりとミリアの手を握る。
 ミリアはそれに応え、力強く手を握り返した。

「任せておきなさい。
 この村の若い娘がこれからも不安を感じる事がないように頑張ってくるわ。

 だから、アンタはまず家に帰りなさい。
 アドレオさんの胃に穴が開いちゃうでしょ」

「うぐ……そうしたいのはやまやまなんだけど、腹が減って動けねえんだ」

 やれやれと頭を振って、ミリアはチコに目配せする。
 チコもチコで小さくため息をついて、荷物から干し肉を取り出した。

「そうだ、足は大丈夫なの? 歩けないくらいだったら送ってくけど」

「だいじょう、んぐ、大丈夫。一人で、むぐ、帰れる、むしゃ、ってば、ごっくん」

 食べながら喋る行儀の悪いミレニアに再び呆れつつ、ミリアは早く家に帰るように釘を刺す。
 よほど空腹だったのか、ミレニアはものの数十秒で干し肉三人分を平らげ、ゆっくりと立ち上がった。

「ホントにありがとう……それと、ホントに頼む。この恩は一生忘れねえから」

 そういって、ミレニアは挫いたらしい足を引き摺りながらゆっくりと自分たちとは反対方向に向かって歩き出した。
 彼女の顔を見ればアドレオも安心するだろう。



 木々の向こうに大きく開けた場所が見える。
 恐らく、あの場所が『狼神』が現れるという広場なのだろう。

「ここから先はミリア一人に行ってもらう。
 オレたちは少し離れたところから援護するが、常に風下に陣取る事になる。
 詳しい場所はその時の風向きによって変わるのは覚えておいてくれ」

「分かった。援護は頼むわよ」

 あまりにもあっさりと、ミリアは一人で広場へと向かった。
 すでに覚悟は決まっているようだ。
 しかし暢気に大欠伸しているところを見ると、どうにも緊張感がない。

「……オレたちも少し間を置いて行こう。レンツォ、陣取りは任せたぞ」

「了解」

 レンツォの声が普段より低くなっているのは気のせいではないのだろう。
 

 ミリアが広場に足を踏み入れると、どことなく異質な空気を感じた。
 ここに神と称えられた『狼神』が現れるとしても不思議でないほどに思える、そんな感覚。
 どうやら『狼神』という名に恥じないほどの格を持ち合わせているのだろう。

 ミリアは広場の中心に立ち、ローブのフードを目深に被って顔を隠した。
 神経を尖らせ、どこからやってくるかも分からない『狼神』を待つ。

 どれほどの時が流れたかは分からない。
 長い時間だったようにも感じるし、あっという間だったと言われればそうかもしれない。
 だが、突如吹いた一陣の風に、明らかに何かが起ころうとしている事を悟らされる。

 ――ざり。
 地を踏みしめる、擦れ合う草の音とは違う異質な音。
 咄嗟に音の方を振り向くと、まるでずっと前からそこに存在していたと錯覚するくらいに堂々とした一体の狼が在った。

 灰色というよりは蒼色の毛並みをしたこの狼がただの狼でない事ははっきりと分かる。
 普通の狼には持ち得ない威圧感。
 伊達に『神』と呼ばれているわけではなさそうだ。

『……ほう。貴様が今回の生贄か』

「(――喋ったッ!? ……なるほど、村人が『狼神』だって崇める訳だ)」

 以前に人語を解す狼頭の妖魔と斬り合ったミリアでなければ、思わず声を漏らしていたところだろう。
 それだけ、獣の外見で人語を話すというのは現実離れしているものだ。
 ミリアは努めて冷静に振舞いながら、余裕のフリをして笑みを作る。

「……そう思った?
 残念だけど私はただ生贄になりに来た訳じゃない。
 アンタを倒す為に来たのよ!」

 汗が伝う感触を頬に感じ、フードを目深に被っていて良かったと感じる。
 一方の『狼神』は口角を上げ、笑みの表情を作った。

『良い目をしている……
 反抗的な者ほど屈服させる喜びは増すものだ。
 いいだろう、かかってくるがいい。

 そうら、後ろにコソコソ隠れている者たちも好きなだけ抗うがいい。
 私を打ち倒す事ができるのであればな』

「(気づかれてる……チッ、まさしく規格外ね)」

 『狼神』の言葉に呼応するように、背後から草の擦れ合う音が聞こえた。
 気づかれていては無意味だと悟ったコヨーテたちが姿を現したのだろう。

『参る!』

 『狼神』は一吼えし、真っ直ぐにミリアに飛び掛った。
 対してミリアは最初から回避の体勢に入っていて、『狼神』の爪を紙一重で避ける。
 はずだった。

「――ぐっ、う!?」

 がくん、と物凄い力で強引に頭が地面へと引き寄せられた。
 原因は生贄装束のローブだ。
 普段の装備であれば完璧に回避できていただろう攻撃は、思わぬ落とし穴によって縫いとめられた。

「ミリアー!!」

 遠くで聞こえたチコの叫び声は半分しか聞こえなかった。



 全体重をかけた『狼神』の攻撃によって、ミリアは地面に頭を打ちつけられた。
 身体を投げ出す事無く耐えているところを見ると気を失ってはいないようだが、あれでは一秒の間もなく喉笛を噛み切られる。

「ミリアー!!」

「《貫き徹す光の鏃、輝きを纏い疾く》……!」

 焦りながらも的確に、チコの矢は『狼神』に吸い込まれるように飛来しバリーは【魔法の矢】を紡ぐ。
 『狼神』は犬の遠吠えのように空を見上げ、振り下ろすようにこちらへ向かって口を開いた。
 同時に、矢よりも速い音波の攻撃が実体を伴って空気を切り裂いていく。

 【咆哮】。
 単なる狼では威嚇にしかならないはずの行為は、『狼神』にとってはそのまま物理的な攻撃へと変じる。
 これではミリアの援護に駆け寄ろうとしても格好の標的になってしまう。

「――ッつう!」

「チッ!」

 【咆哮】の衝撃はチコの矢を全て弾き飛ばし、かつ射手であるチコをも弾き飛ばし、茂みへと突っ込ませた。
 更に悪い事に途中だったバリーの詠唱が中断させられてしまった。
 攻撃が止んだ事で、『狼神』は大きく裂けた口を目いっぱい開け、ミリアの喉笛へと喰らいかんとする。

 しかし、その攻撃は思わぬ障害によって中断された。
 『狼神』の横っ面に真っ黒な彗星のような何かが飛来したからだ。
 【咆哮】による弾き落としが間に合わないと判断したのか、『狼神』は素直に横跳びして距離を取る。

「まだだッ、喰らいつけッ!」

 コヨーテの怒号。
 黒い彗星のような何かは、彼の左腕が変換された【天狼突破】の黒狼だった。
 有り得ない速度からの無茶な急停止により後ろ足がバキボキと音を立てて折れるも、黒狼はまったく意に介さない。
 そもそも秘術で生み出された黒狼は痛覚など持ち合わせていない。

『ふん、可愛いものよ』

 反転して飛び掛ってくる黒狼を、『狼神』は前足で踏み潰した。
 痛覚がなくダメージを無視できる黒狼が相手では、これが最善手だろう。
 どうやら予想以上に知能があるようだ。

「あぁ、ちくしょう。いったいわね……」

 丁度その時ミリアが立ち上がり、したたか頭を打ちつける原因となったローブを引き裂いているところだった。
 すぐには動かないと判断した『狼神』は黒狼を踏み潰す為、前足に力を込めようとして――

 ――爆発的に、ミリアが動いた。
 それが単なる踏み込みだと理解できた者がこの場にいただろうか。
 一瞬にして抜いた双剣が閃き、赤い飛沫が舞う。

『――ぬっ!?』

 ミリアの双剣は左右から対称の軌道を描き、『狼神』の横腹を通り抜ける。
 極度の集中状態から繰り出される一撃と見紛う二撃は【湖面の一閃】という。
 一刀目が切り裂いた道を二刀目が更に深く、凪いだ湖面を引き裂くように『狼神』の体を裂いていた。

「倍々にして返してやるわよ、犬ッコロが!」

 斬り付けると同時に『狼神』の背を踏み台にして、ミリアは距離を取る。
 啖呵を切ったものの、未だに打ちつけた頭がずきずきと痛む。
 普段であればさっきの一閃は勝負が決まるほどの攻撃だったのだが、ふらつく体を上手く扱えずにまるで浅かった。

「――ッ!」

 背後の茂みから激しい光が尾を引きながら『狼神』へと飛んでいった。
 『狼神』は咄嗟に差し出した前足で受け止めたが、止めきれない衝撃は前足を貫通して四散する。
 バリーの唱えた【魔法の矢】だろう。

『くどいッ!』

 再び『狼神』の【咆哮】が茂みへと突き刺さる。
 ミリアからは遠すぎて様子は分からないが、無事であるにせよそうでないにせよ、しばらく援護は望めないだろう。
 少なくとも、これから飛び掛ってくるだろう『狼神』の攻撃までには間に合わない。

「(だったらッ!)」

 ミリアは小さく息を吐いて、奥歯を食いしばって足を踏み出した。
 今すぐに、こいつの息の根を止める。
 実にシンプルでベストな解答だ。
 そうすれば痛む頭を抱えて寝転がっても誰にも文句は言われないし、バリーたちが怪我を負う事もない。

 駆け出したミリアに合わせて、『狼神』は【咆哮】を放った。
 あれだけの衝撃を生み出す広範囲攻撃をたった一人に向けて放つとはとんだ贅沢者だ。
 到底避けられないだろう衝撃の嵐を、ミリアは己の直感と反射神経をもって紙一重で避けていく。

 衝撃の欠片がミリアの肌を、服を、髪を裂く。
 無傷とは言えずとも全てがかすり傷だった。

『通り抜けるとはッ……!』

 然しもの『狼神』と言えど、アレを完璧に切り抜ける人間がいるなど予想の範囲外だったのだろう。
 しかし避けられた程度で怯む『狼神』ではない。
 間髪入れずに再び【咆哮】の準備に入る。

「っ……くっ!?」

 頭の痛みがほんの一瞬だけミリアの体を強張らせた。
 さすがに無茶な動きをしすぎたらしい。
 崩れかけた体のバランスを取り戻そうとすれば【咆哮】の衝撃で吹き飛ばされてしまうだろう。

「ミリア! 使!!」

 コヨーテの言葉が耳に入ると同時に、視界の端に潰されかかった黒狼がよろよろと動き出すのが見えた。
 一瞬で意図を読み取ったミリアは何の迷いもなく、

「――だあッ!」

 吼えて、体のばねを最大限に活かして跳びあがった。
 同時に最後の力を振り絞って跳んだ黒狼がミリアと交差する。
 心の中でごめんね、と一言謝りを入れて、黒狼を踏みつけて更に高く跳んだ。

『何と!?』

 放たれた【咆哮】の衝撃波に黒狼は吹き飛ばされたが、ミリアには当たらない。
 衝撃の嵐の外側スレスレを通り、そのまま『狼神』へと迫る。
 【飛影剣】が閃き、再び赤い飛沫が舞った。

 着地を考えない無理な攻撃によりミリアは背中から地面に叩きつけられた。
 肺の中の空気が吐き出され、咳き込みながらも膝立ちになって剣を握り締める。
 一方の『狼神』はがくがくと震える足に耐え切れず、傷口を上にして倒れた。

「ゲホッ……ど、どうよ! きっちり倍々2×2で返してやったわよ!」

 横腹には裂傷が一筋のみ。
 【湖面の一撃】によって切り裂かれた傷痕を、再びなぞる様に【飛影剣】の二撃が通っていった。
 先ほどよりも深く、生命活動に必要な臓器を破壊するほどに。

『……見事』

 赤い液体がドロドロと流れ、地面に染み込んでいく。
 『狼神』は死の際にあってなお、口角を上げて笑みを作った。

『我が血脈もここまでか……いいだろう。
 貴様らのような力ある人間に断たれるのなら、それも……悪く、ない……』

 それきり、『狼神』は二度と起き上がる事も、言葉を発する事もなかった。
 終わった事を認識した途端、ミリアの体から力が抜けた。
 剣も放り出して、ごろりと寝転がる。

 視界の端に、慌てた様子で駆け寄ってくるレンツォの姿を最後に、ミリアの意識は深く沈んでいった。



「おお、無事だったのか……という事は、『狼神』は……」

「不安なら広場に行ってみるといい。血の跡はまだ残ってるはずだ」

 アドレオと二人の娘に迎えられた一行はかいつまんで経緯を説明した。
 やがて三人の視線はレンツォに背負われたミリアへと移る。

「大丈夫だよ。
 彼女はちょっと眠ってるだけ……
 今日一番頑張ったのが彼女だから、楽させてやろうと思って」

 レンツォは笑っているようだったが、傍から見ていたコヨーテからはちょっと引きつって見えた。
 とはいえ、ミリアや他のメンバーの怪我は大した事はなく、ルナの秘蹟によって全快している。

 実は、レンツォは昨日のミリアがほとんど寝ていないという事をルナの証言によって知っている。
 昨日釘を刺していたはずなのだが、軽く無視したらしい。
 半ば本心を隠す為に放った言葉ではあるが、ああも易々と無視されてはちょっと思うところもある。

「……ありがとう。本当に、ありがとう」

 アドレオはそれ以上は言葉にならないといった様子で立ち上がり、コヨーテの手を握り締める。

「本当にありがとうございました。
 皆さんのお陰で、私はこれからの人生を諦めずに済んだのです……」

「あそこであんたらが着てくれなかったら、妹が助かってもあたしがくたばってたかもしれねえ……
 あたしからも礼を言わせてくれ。ホントにありがとう」

 リフィーアもミレニアも、感謝の言葉を口にする。
 こうも口々に礼を述べられては、何だかむず痒くなってきてコヨーテは手で制した。

「これは約束の報酬だ、受け取ってほしい」

 アドレオから受け取った皮袋には確かに基本報酬の八〇〇枚と、ミレニアを見つけ出した際の追加報酬である三〇〇枚の銀貨が入っていた。
 中身を改めた事を確認すると、アドレオは村長へ報告に行くので、説明の為にも一緒に着いて来てほしいと言い出した。

「悪いが、オレたちは元々帰路の途中だ。
 仕事を終えたのならすぐにでも出発したい」

 アドレオは残念そうに肩を落とす。
 悪いとは思うが、厄介事に巻き込まれる可能性があるので仕方がない。

 コヨーテらは『狼神』がこの村にとってどんな存在かをよく知らない。
 それこそ神のように崇めていたのか、アドレオのように討つべき対象としていたのかで結末は変わってしまう。
 後者ならば問題ないが、もし前者だった場合は最悪の場合生命を狙われる事になる。
 ならば村人を余計に刺激する事はない。

 ミリアを背負いつつ帰路に着かなければならないレンツォには酷だが、諦めてもらうしかない。
 何より、当のミリアが安らかに寝息を立てているので引き剥がすような真似は躊躇われた。

「帰ろう」

 アドレオと娘二人の感謝の言葉を背に、コヨーテらは歩き出した。


 その後、コヨーテら『月歌を紡ぐ者たち』は村の英雄として語り継がれる事となるが、彼らは知る由もない。



【あとがき】
今回のシナリオはあんずあめさんの「狼神の棲む村で」です。
閉鎖的な村にありがちな特殊な慣習・儀式に対して立ち向かうお話ですね。
シンプルな短編シナリオなので寝る前にサクッとプレイでき、後味スッキリでいい感じです。

決戦前の話し合いでどうやって戦うかを決めるのですが、今回は身代わりルートです。
作者は頭が固いので「素人を危険な場所に立たせてプロが遠くから戦う」のがどうしても許せずに毎回身代わりなんですけどね。
ゲームとしては護衛ルートもなかなかスリリングな内容になっています。

ちなみにとあるクーポンをもったPCが生贄役なら、決戦前夜にちょっとした会話が追加されます。
実は私、今回リプレイを行うにあたってエディタを覗いた際に初めて知りました。
過去に何度もプレイしたはずなのに一度も見なかったのは、ユーティリティ系のシナリオをプレイしていないからですね。

ちなみに最初の構想じゃコヨーテに女装させてバカ騒ぎしようとしてました。
それがどうしてこんなシリアスに……というかなんかギスギスしてますね、どうしてだろう。

今回、Leeffesさんのシナリオ『双剣の館』より【湖面の一閃】をフライングで使わせていただきました。
テストプレイ段階という状況にも関わらず厚かましいお願いを聞いてくださったLeeffesさんには多大な感謝を。
しかし技能カードでスキル配布の効果ってリプレイでどう表現するかって難しいですね。
単純に技能連発させればいいのかもしれませんが……

購入:
【湖面の一閃】-1000sp
(双剣の館)

☆今回の功労者☆
ミリア。【湖面の一閃】からの【飛影剣】で決めてくれました。

報酬:
基本報酬→800sp
追加報酬→300sp

戦利品:
【傷薬】(3)×1

LEVEL UP
ルナ、チコ→4

銀貨袋の中身→2922sp


≪著作権情報≫
今回プレイしたシナリオ
『狼神の棲む村で』(あんずあめ様)
『双剣の館』(Leeffes様)

当リプレイはGroupAsk製作のフリーソフト『Card Wirth』を基に周摩が製作したリプレイ小説です。
著作権はそれぞれのシナリオの製作者様にあります。
また小説内で用いられたスキル、アイテム、キャスト、召喚獣等は、それぞれの製作者様にあります。
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この記事へのコメント

|ω・)ノ こっそりこんにちは、Leeffesです。今日だけまたネットを弄れるとあって、バージョンアップしたシナリオを投稿し直したり、よそ様のところへちょっとお邪魔したりしていたのですが…おおおお、ミリアさん主役!?そして【湖面の一閃】登場!?ということで、食い入るように拝読いたしました。うわあああ、うちの創意工夫のあんまりないスキルを、こんな風に書いてくださってありがとうございます…!そして黒狼をとっさに足場にし、【飛影剣】でトドメをさしたミリアさんかっこいい…お疲れ様でした!
忠告を無視されたレンツォさんが怒る気持ちもわかるけど、わかるけど今は優しくしてあげてー!と叫びたい(笑)

「狼神の棲む村で」はまだやったことがないのですが、すごく楽しそうなのでさっそくダウンロードさせていただきました。あんずあめさんは「鳥篭を抜け出して」のほうでお世話になっておりますので、こちらも期待大です。


あ、「双剣の館」も今日バージョンアップしておりますが、【湖面の一閃】については一切何も変えておりませんので、安心してそのままお使いください(笑) お買い上げありがとうございます!
Leeffesさんいらっしゃいませぇ!
お忙しいところ時間を割いていただいてありがとうございます。
序盤はずっとコヨーテ物語だったのでミリアの影が薄くなりがちでしたが、技が使えるレベル3以降なら結構、というかかなり活躍すると思います。

あんずあめさんのシナリオは名作ぞろいですよね。
「鳥籠を抜け出して」はY2つさんがリプレイされていたので、こちらをチョイスさせていただきました。
こうやってちゃんと宣伝になっていれば著者冥利に尽きます。


【湖面の一閃】、大切に使わせていただきますね。


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周摩

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